運送業界においてSASスクリーニング検査が
さらに普及するとともに、
適切な治療がなされることによって、
「安全と健康」が一層向上するよう、
国土交通省から関係団体あてに通知がなされました。
SASについて企業としての管理責任が問われています。
事業者は、事業用自動車のドライバーが疾病により安全な運転ができない恐れがある状態での運転(「疾病運転」)の防止のための措置を講じなければならないことを法律上明記。
● トラック事業者(貨物自動車運送事業法17条)
- STEP01スクリーニング検査機器等の受取
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申し込み完了後、SAS対策支援センターまで「スクリーニング検査申込書委任状」必要事項を記入のうえ、ご郵送ください。その後、当センターより検査機器と問診票等を送付致します。
- STEP02スクリーニング検査実施(問診票へ事前に記入)
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自宅等で検査機器を装着して就寝・計測。
最低4時間の計測が必要です。睡眠中に検査機器が手から外れてしまうと正常に計測されません。
その日の計測が不十分だと心配される場合は翌日再度検査を行うことが可能です。
- STEP03スクリーニング検査機器等の返却
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検査問診票と合わせて検査機器をSAS対策支援センター返送してください(返送費用は申込者様のご負担となります)。機器の到着後4日いないに返送することができない場合は、遅滞なくその旨をご連絡ください。検査機器を破損・紛失した場合は、賠償いただくことがあります。
- STEP04結果票の送付
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検査機器のご返却後、結果データを専門医が診断して、評価、判定いたします。
検査結果は申込者毎に封書にて、企業担当者様宛に一括送付いたします。
何らかの健康管理を更に強化したいとの思いがありましたが、トラック協会による助成金がきっかけとなり、今では社内でも毎年継続への賛同も得られやすくなりました。
導入前はコストに対してどのくらいの効果が見込めるのか、予測がつかなかったのが懸念事項でしたが、精度の高い検査機器を導入していることや、最終的に専門医がチェックしてくれると知り安心しました。
予定通り出来るかどうか、ドライバーが反対するのではないだろうか、また「D・E判定者」が多数でたら業務に差し支える恐れがあるが大丈夫か、など、いくつか懸念点はありました。しかし、ドライバーの反対はなく、手軽なことと健康管理の一環としてのメリットで理解を得られました。
導入前には、説明会やお試し検査を行い、事前検証も進めることでこれなら大丈夫と確信を得ることができました。
- 検査して判定が出るまで何日ですか?
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検査機器ご返却後、2~3週間で結果をお届けいたします。専門医が分析結果のチェックをひとりずつ行い、評価・判定します。
- どのような治療法がありますか?
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個々人の状態に応じて違いはありますが、主な治療方法としてマウスピース治療とCPAP(シーパップ)治療があります。症状によっては外科手術が必要な場合もあります。
- SASは治る病気ですか?
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治療で無呼吸が完治することもありますが、個々人の症状により治療方法も異なることから医師にご相談ください。
- 検査費用はいくらですか?
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法人のお客様の場合、
1名あたり5,240円(税込み・発送料込み)になります。
また、トラック協会やバス協会の会員の企業であれば、助成金が受けられます(最大5,000円)。