
- インタビュアー
- 本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、SASパルスオキシメーターを開発したきっかけや背景について教えてください。
- コニカミノルタ
- よろしくお願いいたします。それではまず、パルスオキシメーター開発の歴史からお話させていただきます。実は原点はアポロ計画にありまして、話は今からおよそ半世紀近く前にさかのぼります。当時、カメラメーカーであったミノルタは最新鋭の電子光学技術を持っていました。そこにアメリカで進められていたアポロ計画において、宇宙から地球を撮影するためのカメラと露出計でミノルタが採用されたのです。1968年のことでした。
- インタビュアー
- まさか宇宙のお話につながるとは思ってもみませんでした。こちらの有名なお写真がミノルタの機器で撮影されたものだったのですね。ミノルタの最新鋭の電子光学技術と聞いて、納得です。
- コニカミノルタ
- その露出計である「スペースメーター」の光学測定技術を、地球ではなく指先に使用することで、血中酸素飽和度をリアルタイムで測定できるようになると考え、開発を進めました。当時、血中酸素飽和度を光学的に測定する技術はありましたが、耳で測定するもので1回の測定にも時間がかかっていました。そのため実臨床には適していませんでした。 その後1977年、私たちは世界で初めて、指先でリアルタイムに血中酸素飽和度が測定できるオキシメータを販売するに至りました。
- インタビュアー
- こちらの箱型の据え置きタイプですね。ここから小型化まではどのような道のりだったのでしょうか。
- コニカミノルタ
- その後も最新の電子技術を取り入れながら、小型化、測定性能の向上を図り、1997年に世界初の腕装着型メモリー機能付きのパルスオキシメーターの販売を開始しました。これにより睡眠時の酸素飽和度の推移が手軽に記録できるようになり、睡眠時無呼吸の研究を加速させることに繋がりました。